高圧電力契約の見直し方
パチンコ店が請求書で確認すべき項目
パチンコ店・ホールの多くは高圧受電です。高圧電力の請求書は、家庭用の電気料金より項目が多く、どこを見れば削減余地があるのか分かりにくいものです。
この記事では、請求書で確認すべき項目と、電力契約を見直すときの注意点を整理します。
1. 高圧電力で見るべき5項目
| 項目 | 見る理由 |
|---|---|
| 契約電力 | 基本料金の土台になるため |
| 基本料金単価 | 毎月固定で効くため |
| 電力量料金単価 | 使用量が多いホールでは差額が大きくなるため |
| 燃料費調整額 | 月ごとの請求差に影響するため |
| 契約期間・解約条件 | 切替可否とタイミングに関わるため |
見直しでは、単月の請求額だけでなく、直近12ヶ月分を通して比較することが重要です。夏冬のピーク、季節変動、燃料費調整の影響を含めて判断できます。
2. 契約電力と基本料金
高圧契約では、契約上の電気容量が基本料金に影響します。ピーク電力が高い月があると、その後の基本料金に響く場合があります。デマンド管理が話題になるのはこのためです。
ただし、パチンコ店は営業上、空調や遊技機を極端に抑えにくい業態です。運用改善だけで無理にピークを下げるより、契約条件全体で比較する方が現実的なケースも多くあります。
3. 電力量料金単価
ホールは使用量が大きいため、1kWhあたりの単価差が年間金額に直結します。たとえば月の使用量が大きい店舗では、単価が少し下がるだけでも年間では大きな差になります。
ポイント:「使用量を減らす」だけでなく、「同じ使用量の単価を下げる」ことが、営業を変えずに取り組みやすい削減策です。
4. 燃料費調整と契約条件
電力契約の比較では、基本料金と電力量料金だけでなく、燃料費調整や契約期間、解約条件も確認します。表面上の単価が安く見えても、条件によって実際の請求額は変わります。
そのため、試算は「理論値」ではなく、実際の請求書12ヶ月分をもとに行うことが大切です。
5. 試算に必要な資料
無料診断で必要になるのは、基本的に直近12ヶ月分の電気料金請求書です。複数店舗の場合は、まず1店舗分からでも確認できます。
- 電力会社名・契約種別
- 契約電力
- 月別使用量
- 月別請求額
- 燃料費調整などの明細
これらをもとに、現契約と切替後条件を比較し、年間削減見込みを出します。安くならなければ切替は不要です。