テナント撤退でビル収益が悪化したときの固定費見直し
電気代削減の考え方
大型テナントが撤退すると、ビルオーナーにとって賃料収入が大きく落ちます。一方で、共用部の照明、空調、エレベーター、ポンプ、機械室などの固定費はすぐにはゼロになりません。
空室期間が長くなるほど、収入減と固定費の差が資金繰りを圧迫します。そこで見直したいのが、ビルの電気代・高圧電力契約です。
1. テナント撤退後も残る固定費
賃料収入が減っても、管理費、保守費、共用部電気代、設備維持費は残ります。特に古いビルや大型区画を持つビルでは、電気代が毎月の負担になりやすいです。
2. 共用部・動力の電気代は見直せる
ビルの電気代は、テナント専用部だけではありません。共用部照明、空調、エレベーター、給排水ポンプなど、オーナー側が負担する電力があります。
高圧受電のビルでは、契約電力・ピーク電力(最大デマンド)・電力量単価の見直しで、同じ設備のまま電気代を下げられる可能性があります。
3. 空室時こそ契約条件を確認する
空室が出ると使用量が変わります。過去の契約条件が現在の稼働状況に合っていない場合、基本料金や単価が割高になっていることがあります。
確認ポイント:直近12ヶ月分の請求書を見れば、入居状況の変化と電気代の関係を確認できます。契約見直しで下がるかどうかは無料で試算できます。
4. 複数物件なら一括診断も可能
複数ビルを所有している場合、物件ごとに条件を比較し、削減余地が大きい順に見直すことができます。1棟だけでなく、管理物件全体で年間支出を下げる発想が重要です。